喘息の原因や予防対策情報

ガイドラインの咳喘息治療にステロイド

満足な治療をしない状態で、長い間喘息を抱えてきてしまっている患者が非常に多くいらっしゃいます。そのような方たちというのは、発作が出てしまっても、我慢をする習慣が身に付いてしまっており、そのうちに狭い気道だったとしても普通に呼吸をすることが出来るようになってしまいます。

 

喘鳴が周囲に聴こえてしまうのを嫌っている患者が多くなっていますので、喘息患者の多くは喘鳴が聴こえることの無いようなオリジナルの呼吸法をいつの間にか身に付けているのです。

 

そうしますと、喘鳴を聴き取りにくい状態になるだけではなく、血中の酸素量であるサチュレーションに対しても異常が無くなってしまうケースも出てきます。

 

ちなみにサチュレーションが高くなってしまうのは、喘息の苦しさによって、過呼吸になるためとも言われます。また赤血球の小型化によることが原因のこともあり、低酸素の環境で生活を続けていますと、全身の隅々まで酸素を届けやすくなることから、赤血球が小型化してしまうといった知見があります。

 

喘息患者というのは、空気の薄い高地で生活をしているようなものであり、その環境に対して身体が慣れてしまっているワケです。

 

そうなることで、自分でも自覚症状を感じることが無くなり、医師が診ても喘息と診断するのが困難になります。その結果誤診されてしまうことに繋がり、治療しないまま暮らしていることで、大発作に見舞われてしまい、死亡してしまうといったことは頻繁に起こっています。

 

■吸入ステロイド薬とピークフローメーター

 

気道粘膜に対して慢性炎症が出来てしまうメカニズムというのは、現在でも解明されていません。このことから、現時点において喘息に有効となるのは、その炎症を鎮めることの出来る吸入ステロイド療法なのです。

 

この吸入ステロイド薬とピークフローメーターと呼ばれている器具を使用する治療法です。

 

吸入ステロイド薬というのは、その名の通りステロイドとなりますが、内服や点滴のステロイドと異なり、副作用が殆ど認められていない薬となりますので、子供だったとしても安心して使用することが出来るでしょう。

 

またピークフローメーターというのは、毎日朝と晩に「フッ」と吹くだけといった小さい器具となります。

 

そこで出た数値をピークフロー値と呼んでおり、ピークフロー値というのは、自分の気道の狭さを客観的な数値として知ることが出来ます。

 

この数値が下がってくれば危険な状態であり、高い値で安定をしていることで治療はうまく進んでいるということになります。